カナダ・ワーホリビザからワークパーミット、永住権取得まで (K.S.さん)

渡航国

カナダ / トロント

期 間

2017/9/23〜

滞在方法

ワーホリビザからワークパーミット、永住権取得

留学目的

ビジネスリャリアとしての就労

留学して良かったこと

カナダ、トロントは人種・文化の面から多様性に富んでいて、外国人に対する許容性があります。自分の私見を広げるには、安全で住みやすい都市かと思います。
私は小坂さんの勧めでトロントにあるキャンパシフィックカレッジへ2ヶ月半通い、ビジネスコースを履修しました。毎日ビジネストピックの要約やプレゼンテーションが求められ、日々忙しく生活しました。学校自体はダウンタウンに位置していますので、レストランや美術館へのアクセスもよく、放課後・休日は仲良くなった友達と楽しく時間を過ごしました。

トラブル・困ったこと

留学支援協会の方々からは渡航前から手厚いサポートをしていただいたおかげで、一切トラブルはありませんでした。

今回の留学について

今までの人生で留学などしたことがない私でしたが、サラリーマンを続けていく上でのビジネスキャリアの一環として、海外で働くということが当初の目標でした。
当時、日本で勤めている会社でも海外支店等がありましたので、そちらを目指すつもりでした。ですが、会社経由での渡航では海外配属の期間が短く、会社都合によりますので、会社に自分の意思を汲んでいただけないようでした。
また、社員としての配属は、縁(運)の要素に左右されるものであって、自分の思った通りの進路に進むのが非常に困難な状況でありました。
当時20代後半でビジネスキャリアを潰したくないという思いと海外で働くという思いを小坂さんにご相談したところ、カナダならワーキングホリデービザを利用すれば正社員で就職できる可能性があるとアドバイスをいただきました。
最終的には上手く行かなくても、もし失敗するなら今のうちにという思いでカナダ渡航を決断しました。

2018年1月からキャンパシフィックカレッジから紹介されたインターンが開始し、そこでは日本での経験をもとに自分のできる仕事を行いました。状況的には当時、会社は人を募集していませんでいたので就職が難しいものでした。
しかし、カナダの大手製薬会社との新規ウェブプロジェクトの話が持ち上がり、これを達成すべく全力をつくしました。そして、翌2月からフルタイム(正社員)として働くことが決まりました。

そのプロジェクト終了後、会社とワークパーミットの交渉も上手く行かず、当初は苦戦しました。最終的には正社員になった9ヶ月後、仕事の成果が認められ、労働許可取得をサポートしていただくことになりました。
カナダ政府からLMIAを取得し、すべてがうまくいくかと思われた矢先、アメリカ国境のオフィサーに書類を却下されるということが起きました。
通常、政府の決定事項であるLMIAが承認されてワークパーミットを却下されるケースは稀で、私自身大変落ち込んだ覚えがあります。
次の手段として、全てはコンサルタントに委託していましたから、カナダ国内の審査機関に直接再申請を促しました。
結果、申請から7ヶ月後、2019年4月にワークパーミット申請承認されました。

後は、スキルドワーカーとして永住権の要件を満たすべく、日々の仕事を全力でして、帰宅後はIELTSの勉強をするという生活を1年半以上(2019年4月〜2020年9月)行いました。その間、IELTS、CELPIP含め12回受験し、11回失敗というように、いかに自分が無能かを思い知らされる辛い思いを経験しました。
全ての要件を満たしてからは、書類を集め政府へ提出し、コロナで長引きましたが、申請から10ヶ月後の2021年7月に永住権申請が承認されることとなりました。

今回の留学をまとめますと、結果から言えばワーキングホリデーから永住権を取得していますが、内容は困難に次ぐ困難で、永住権取得までの3年半以上、泥臭く粘って目標が達成される形になりました。
今後、渡航前の目的は達成しましたので、永住権を利用し、仕事・勉学と励んでいきたいと思います。
永住権取得を新たなスタート地点として、より一層社会に貢献できるよう勤めていきたいと思っている所存です。

これから留学を目指す方にひとこと!

私個人の考えとしては、留学や語学はあくまで手段の一つにすぎません。
留学・語学を通し、自分の生きたい人生を生きることに繋げるということが最終的なゴールだと考えます。さらに、一個人が海外経験を通し人間として成長し、プロフェッショナルの観点から社会や世界に対して何かをもたらすことが重要だと考えます。
世界を変えてしまうような潜在能力を誰しもが秘めていることを私は信じていますので、言語を巧みに使い、日本でさらに世界でもっと多くの日本人が思う存分活躍していくことを見るのを楽しみにしています。

NPO法人留学支援協会へひとこと!

今回の留学の成果に関しては、小坂様をはじめとした留学支援協会の方々のアドバイス、サポートの賜物です。私は単に小坂さんのアドバイスに従っただけですが、深い見地からのアドバイス大変感謝しています。
頂き物のチャンスでありますから、私自身、今後も日本や世界の人々がより一層幸せになるようビジネスの視点から精一杯精進して参りたいと思います。本当にありがとうございました!